GALLERY KAI 企画展
このページの最終更新日は、2005年2月6日です。
白洲千代子さんのアクセサリー
「小林さん、アクセサリーやってみない?」
知り合いのギャラリーの方からお電話を戴いた時は、思わず
「えっ・・・・・!?」
ギャラリーKAIは一応、器のお店ってことになってるわけで
アクセサリーなるものに正直あまり食指が動くこともなく
貴金属に至っては全く私自身、興味が薄く・・・・
つまり、ギャラリーKAIとアクセサリーとの間には
とっても長〜い距離が横たわっていて、私自身ピンとくるものがなかったのですね。
と、これが今から1年半くらい前の話。
ところがです・・
今や私の唯一の布貼りの宝石箱を開けると、そこには、
私の大好きな世界があるのです。
小さな小さな一粒の古いガラスや、真珠、ボタンやアンティークの石。
白洲さんによって集められた様々な素材が彼女の手によって紡がれ、
生き生きと蘇り美しい世界を形作っているのですね。
そしてその一つ一つを眺める度に、ここにこうして自分の前にある
不思議を想うのです。
大陸を越えて、この小さな島国にやってきた一つ一つの素材たちは、
果たしてどれだけ人の手を渡ってきたものか。。。
長い歴史を内包してここにある不思議。
彼女のアクセサリーに惹かれるのは、それぞれの
素材たちが奏でる神秘や浪漫を身にまとえるからなのかもしれません。
白洲さんによって私に開かれた新たな扉。
さあ、この度の個展でまたどんな出会いがあるのでしょう。
とても楽しみです。
■「白洲千代子・アクセサリー展 装飾事典・2005」を
こちらで詳しくご紹介しています。
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